第五回茅葺きの里見学研修会 茶堂について

8月19日・20日・21日と茅葺きの里見学研修会に参加させて頂きました!

 

第五回は四国の愛媛県・高知県・徳島県を巡ります!

 

本当に充実した内容で、四国の風土豊かな景観、そして参加者や地元の人々の出会いに、感動しっぱなしの見学研修会でした!

 

参加していた中で印象に残った「茶堂について」「井内集落の棚田と落合集落の段々畑」「現在の茅場」の

大きく三点にまとめてお伝えできればと思います!

 

先ずは「茶堂」について!

 

研修の1日目は愛媛県西予市旧城川町から東温市井内町、高知県の梼原町まで茶堂を巡りました!

 

「茶堂」とは、道沿いに建てられた四方7尺ほどの茅葺き屋根の建物で、通行人や野良帰りの人々が自由に使える休憩処として利用されてきました。

現在は、西予市が最も多く残っていて、約50棟の茶堂が残っています。その内茅葺きの茶堂は17棟です。

 

 

西予市城川町古市茶堂(上写真)は約200年前に建設されたとされ、当時は人も馬も一緒に一息入れていたそうです。

 

終戦までは、盆行事として旧七月の一ヶ月間、茶供養を組順番で行っていました。

 

四方七尺二寸の造りで一面に壁が設けられ弘法大師像が祀られています。

今でも、地元の人々によって綺麗に維持され、ゆっくりして休めるようお座布団が!

 

棟のまあるいものは、陶器のカメで、底を逆さにして置いてあります!

西予市ではこの棟がスタンダードだそうです。

 

 

高知県の梼原町の茶堂(上写真)は四方七尺五寸、一面に壁が設けられていて、棟は針目覆いの造りをしています。

 

この茶堂では、現在でもお盆の8月1ヶ月間はお茶当番の風習が残っていて、幸運にもこの日にお茶当番の方とお会いすることができました!

 

茶堂に腰掛けて、お茶と芋けんぴと梅干しを頂き地元の方とお話ができました。

 

子供の頃はお茶当番に出てくるお茶菓子を狙って茶堂に行ってたこと

「お茶堂」と呼んでいること

ずっと猟師一筋で、獲った猪や鹿は村のみんなで食べること

孫が前日まで梼原町に帰っていたこと

ここの梅干しはすっごく塩辛いこと

 

たわいのない会話の中で穏やかな時間を一緒に過ごことができ、一期一会の素晴らしさを身にしみて感じました。

 

きっと、もてなす側であっても、お茶堂の中で一期一会の素晴らしさを感じるのだと思います。

だから大切に維持されてきたのでしょう。

 

お茶堂は村の玄関口であり人々のコミュニティ空間でした。

 

最後はカエルもひと休み