日吉郷土資料館でのさくら楽習館 「歴史講座」

 

南丹市 さくら楽習館「歴史講座」に参加させて頂きました。

8月21日に日吉郷土資料館で南丹市主催のさくら学習館「歴史講座」が開催されました。

普段は職人の仕事が主ですので、人前でうまく話せれるか不安でしたが ^^;

当日は天候にも恵まれ午前・午後の部と合わせて25名に参加させて頂きました。

 

せっかく足を運んでくださった皆様に何を話そう・・・

いろいろ迷いましたが、やはり職人ならではの話を聞いていただこうと準備を進めていきました。

 

 

まずは茅葺の材料の説明から

 

弊社の倉庫でストックしてある、全国各地のススキやヨシを実際に見て頂き、今回の工事に600束の茅を使用したとお話したところ大きな反響がありました。

 

 

また全国各地の茅葺はパネル写真を使った説明をさせていただきました。

屋根の形も様々ですが、その土地土地に根ざした理由があります。

違いが比較できて面白いのが棟です。

瓦や木や竹で抑えるもの、変わったところでは草(芝)なども使われます。

屋根の上に草や花が揺れている様子なんてなんとものどかで良い風景ですね。 

 

 

実際の屋根葺きの道具も持参しました。

今回の会場である日吉、また美山周辺の地域では昔はタタキ、針、鎌の3点のみで屋根葺きをしていましたが、

現在は交通手段が便利になったこと、また職人の数が少ないので、遠方まで屋根葺きに行っていますと、

各地で便利な道具に出会い、良い物は取り入れて道具も増えた話などさせていただきました。

 

 

最後にご参加いただいた方から「今はどのくらい屋根はもつのですか?」とのご質問も。

気象状況や昔のように囲炉裏で火を焚かなくなったことなどあり1525年ほどに短くはなっているのですが、美山のあるお宅では、おくどさんの上の屋根は70年ほどもったそうです。屋根の材料は全て自然のものなので乾燥させることの大切さを皆様に感じていただけたのではないでしょうか。

 

今回は実際に工事した屋根を見ていただきながら

屋根葺きの工程も説明させていただき、ご参加くださった皆様がより身近に茅葺を感じてくださったら幸いです。

 

駒 宏樹