世界中の茅葺きに関わる人々が集まり、情報共有、学習、親睦を深める場としてITS(International Thatching SocietyConference 2017 UK)があります。
今回ITSに参加させて頂くこととなり、UK Southamptonへやって参りました!
ITSの加入国は、イギリス、フランス、スウェーデン、デンマーク、オランダ、南アフリカ、そして日本です!
多国籍な茅葺きに触れ、吸収し、そして日本の茅葺きの良さを改めて知りたいと思います!

1日目はバスに乗って、Open Air Museumへ!
ここは約50棟の茅葺きがある野外博物館です。New Forest の平原に囲まれた風景に、ランドスケープが素晴らしい、イギリスの自然な景観が見られます。


Open Air Museum 内を進んで行くと、茅葺き屋根の1棟がワークショップスペースになっていました!ここでは、イギリスの平葺き、軒付け、棟仕舞い、sparづくりなどを目の前で見て体験することができます。
イギリスの茅葺きを見たことがなかった私ですが、さっそく平葺きをさせてもらいました!
今回平葺きで使う茅は小麦。茅を適量束ね、整え、軒付け面に沿うように配置し、屋根面を手で整えます。
この手順までは日本と似ている印象でしたが、ここからsparという道具を使います。Liggerという横長いヘーゼルの木にsparでを15cm間隔で突き刺し、茅を固定していきます。
sparとはヘーゼルの木を細くカットし、U字型に捻り曲げ加工された自然素材の道具です。平葺き、棟仕舞いなど、茅を固定するために使われます。イギリスの茅葺きには欠かせない道具で、sparづくりも大切です。

さっそくsparづくりもしてみました!
ですが実際にやってみると、ヘーゼルは硬くてとっても難しい…男性でもそう簡単にはいきませんでした!
spar作り専門の職人のRodさんの早業を見て、簡単そうに見えるけれどとっても難しかったです!

日本に帰ってまた詳細を報告したいと思います!
岡

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