笹葺き民家再生

宮津市の「丹後天橋立大江山国定公園」の中に位置する、上世屋集落では棚田や郷土性のある民家がある里地里山の風景がみられます。

上世屋集落の多くの民家が笹葺き屋根の民家でしたが、年々トタン屋根に代わってしまってしまいました。

現在では集落内に笹葺き屋根として残っているのは、1棟だけです。

 

その一棟を維持管理・修復活動しているのが、立命館大学「丹後村おこし活動チーム 笹葺き家屋活用事業」の活動です!

 

今回は三週間の土日の間で学生が主体となって、笹葺き屋根を「差し茅」という方法で修復します。

最終の週だけですが、修復活動に参加させて頂きました!

 

 

天橋立を眺めながら海岸沿いを走り、山道を登ること15分、上世屋の稲刈り後の棚田が!

稲刈りをされたお米が道に一枚の絵のように天日干しされていて、秋を感じる風情ある景色が見られました。

集落内に入り、トタン屋根の民家が立ち並び進んでいくと、今回の現場があります。

 

 

今回の修復活動では 西面東面の小間の2面と、北面の大間の差し茅です。

 

作業は3週目に入っており到着したころには、西面は完成北面は8割ほとが葺き上がっていました!

土日で北面と東面の完成を目指します!

 

初心者ですが、私も差し茅をさせて頂きました!

 

差し茅の方法は

笹の葉の方をまとめ、平たくなるように面を揃え、葉から30~40センチのところの茎を折り曲げます。

そして折り曲げた茎を先にして、屋根面に沿うように差し込んでいきます。

 

シンプルで簡単でしょ?と言われましたが、笹の葉を揃えるのに時間がかかってしまってスムーズに進まなかったり、うまく刺さらなかったりと大苦戦です、、、。

手取り足取り教えてもらい、皆さんと夢中になって葺いていきました。

 

材料の茅となる笹は、「丹後村おこし活動チーム」の皆さん自身で刈ったものを使われています!

刈り時期は2・3年に1度で水分が少ないため、刈った後、すぐに茅として利用できる利点があります。

ですが、笹はススキよりも固く刈るのは大変だそうです。刈り取った笹茅は民家の屋根裏に保管されています。

 

茅刈りがあってこその茅葺きです。皆さんが苦労して刈られたことを思って差し茅させてもらいました。

是非笹狩りの活動も参加したいです!

 

 

作業後は、皆さんとお風呂に入り、ご飯係さんが作って下さった美味しいお好み焼きを頂きました。

一緒に笹葺きの作業をして、同じ釜のご飯を食べて、その間に沢山お話をしました。

「笹葺き家屋活用プロジェクト」の他にも、様々な活動を並行してさせていること、この活動チームに参加された理由、大変だと感じること、そしてその中で得れれる大切なこと。

大学内では、中々学べない生きた経験をされていて、本当に素晴らしい活動チームだと感心しました。

 

日曜日には

山城萱葺の山田さん、中級者研修中の大下倉さん、坊野さんも、先週に続き参加されました!和気あいあいと本当に楽しかったです!

 

笹葺きが完成した時は感動してしまいました。

石井さんを始め、丹後村おこし活動チームの皆さま、大変御世話になり、本当にありがとうございました!