平成30年度茅葺きフォーラム

 

9月11日12日と「文化庁選定技術国庫補助事業 平成30年度茅葺きフォーラム」が行われました!

 

11日は吉田神社の現場研修見学会・12日は協議会のプログラムとなっております。

 

今回の研修は左京区「吉田神社大元宮」の奥に位置しております「外宮」の切り妻の茅葺屋根です!

 

11日には、講師の田中正光(山田茅葺業)さま、研修生の伊藤さま(山城萱葺)大下倉さま(美山茅葺)田中さま(山田茅葺業)によって現場の説明が行われました!

 

外宮の茅葺屋根は、伊勢神宮と同じ「神明造」と言われる形ですが、伊勢神宮の茅葺き屋根と全く同じ葺き方ではないそうです。茅葺き屋根の葺き方は、その土地の職人や技術や材料よって違ってきます。職人は、その屋根にとって郷土性を失わない、長持ちのする、ベストな屋根の葺き方を求められます!

 

 

12日には、中野親方の名司会によって協議会が進められました!!

 

文化庁文化財部より黒坂さま、京都市文化市民局より中川さまよりご挨拶を頂き始まりました!

 

京都府教育庁指導部文化財保護課の鶴岡さまには「茅葺きのこれから 20年前の討論を振り返って」の講演をして頂き、「茅葺屋根の歴史と暮らし方」をテーマに討論会を行いました!先週の台風21号による京都府の社寺の被害の報告から、20年前の討論会から出ました茅葺きの改善点を踏まえて、これからの茅葺き屋根・職人をどのようにして継承していくべきかの意見を交換いたしました。

 

また、講師の田中さま、選定技術保持者の隅田さまを始め、経験豊かな職人から、これからを担う若手職人、そして文化庁・京都府市の方々とこうして交流ができる機会はとても貴重な時間です。これからの茅葺きの将来に、協力体制を形づくれるよう、少しでも多くの茅葺屋根・職人の継承につながる会となりました!

 

今後の目標として年間修理件数の確立させれるよう努めるには、まずは皆さんとで協力し、茅葺き屋根の調査から記録の作成に向かう時だと存します。一軒一軒の記録にあたり、茅葺き家屋のお施主様、各市町村の教育委員会文化財保護課及びご担当の皆さま、携わっていた職人、これから携わる職人、皆さんの意見を誰が読んでもわかるような、報告書を作成できる協力体制が出来たらいいと感じておりました。