建築家芦澤竜一さん、中野親方の座談会

 

日本建築家協会近畿支部住宅部会10月例会と座談会にて 、芦澤竜一さんと中野親方との座談会が行われました!

 

芦澤竜一さんは、国内外でご活躍されている建築家です。

多くの魅力的なプロジェクトの中から今回のレクチャーでは、自然と人間と建築に重きをおいて設計をされた作品をレクチャー頂きました。

光と建築・風と建築・土と建築・草と建築・木と建築・循環と建築・・・

 

茅葺き屋根はどうでしょうか?

草原に生えた多年草のススキやヨシを屋根の材料として葺き、茅葺き屋根を葺き替える時に出た茅くずは稲作の肥やしとなり、稲作で収穫した稲藁は茅葺き屋根の材料となります。茅葺き屋根は、有機的材料を利用した無駄のない循環と建築が密接な関係であるいるといえます。ですが、敗戦・高度経済成長期を背景に住宅や生活のあり方が変化したことで、この循環はなくなりつつあります。

中野親方は自邸の茅葺き屋根古民家の再建から、茅を使った自然農の紹介をし、貴重な実体験をもとに茅葺き屋根の循環についてレクチャーをされました。

 

「過去に対する想像力」

座談会で印象に残った言葉です。

建築家と茅葺き職人という異なったステージでご活躍されているお二人に何が共通しているのかを表すのにこの言葉がとても合うと感じました。建築を作り出すことも建築と残していくことにも、壮大な自然と関りを持つのならば、その自然に対する過去を想像し消化し事業として取り入れていくことが不可欠です。そのことへのリスペクトがお二人から感じ取られました。

 

 

 

また、続きを聞きたくなるような、そんな座談会でした。

 

 

 

準備をしてくださった近畿支部住宅部会の皆さま、御会場へ参加して下さった皆さま、

感謝申し上げます。