【現場報告】古民家再生|トタンから甦る茅葺き屋根

【工事概要】

 

■ 工期:約8ヶ月

 

■ 工事概要:トタン屋根からの全面葺き替え

 

 担当者コメント

とある古民家において、長年トタンに覆われていた屋根を茅葺きへと再生する工事が完了いたしました。

 

着工時は屋根の原型が失われており、当時の意匠(デザイン)を確認できる資料も皆無という状況でしたが、地域の図書館にて当時の姿を捉えた古い写真を発見。その貴重な資料を指針とし、かつての屋根を再現することになりました。

地方によって意匠の違いがあるため、元々の屋根や写真がないとこれから屋根を葺いていくためのイメージができません。この写真はとても助けとなりました。

 

また、修復に伴い、大間面に2つずつ、妻面に1つずつ、計6つの出窓を取り付けることになりました。今回の現場は、民家としては比較的に大きなご邸宅であり、難易度の高い工事となりました。しかし、先輩方に他の現場での経験を教えてもらいながら、また、各地方から応援に来てくださった職人の方々のお力もお借りして、屋根を仕上げることができました。

 

8ヶ月という工期の中で、応援に来てくださった職人の方々をはじめ、のべ10人以上の方がこの屋根に関わってくださいました。また、工事期間中は、地域の方々も度々現場へ様子を見に来て、温かく見守ってくださいました。

元請け様をはじめ、応援に駆けつけてくれた職人仲間、そして地域の皆様。そうした多くの方々の支えと協力があって、私たち職人が現場の最前線で作業できていることを実感した現場でもありました。

 

新たに一軒、トタンの下で眠っていた茅葺き屋根に再びこうして陽の光を当てられたことは、職人としてとても嬉しく思っております。

大切な住まいの再生をお任せいただいたお施主様、ならびに関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 

これからも茅葺き屋根がある風景を残していけるよう、日々精進してまいります。

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    有)ファルマン設計内田、所沢 (日曜日, 08 2月 2026 10:18)

    60年代70年代迄は日本中何処にでもあったあの風景が懐かしく、この作業は、日本��の風景を残す大切な事です♪�ありがとうございます。大変でしょうがどうぞ宜しくお願いします�