【工事概要】
■ 工事名
明々庵 修繕工事
■ 工事場所
島根県松江市
■ 工期
約2週間
■ 工事概要
差し茅による修理
■ 担当者コメント
島根県松江市にある「明々庵(めいめいあん)」は、松江藩松平家七代藩主であり、大名茶人としても名高い不昧公(ふまいこう)によって安永8年(1779年)に建てられた茶室です。
松江城を望む高台に位置し、島根県指定有形文化財にも指定されている、江戸時代中期の茶室建築の姿を今に伝える貴重な建物です。
今回、この歴史ある明々庵の差し茅(さしがや)修理を行いました。
こちらの屋根は2023年に約半分を修理しており、今回は残り半分を行いました。このように、ひとつの屋根を一貫して任せていただけたことは、職人として本当に光栄で嬉しいことでした。
明々庵は屋根の形状が非常に珍しく、大棟が入母屋(いりもや)と切妻(きりづま)、小棟が寄棟(よせむね)という複雑な構成になっていて、技術的にも非常にやりがいがありました。
元々の屋根の作り(先人の技術)を学べたことはもちろん、前回自分が手掛けた部分がどう経年変化しているかを間近で観察できたことも大きな収穫で、これからの仕事に繋がる貴重な経験になりました。
新旧の茅が馴染んでいく姿を、ぜひ松江の風景と共に楽しんでいただければと思います。
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私たち美山茅葺は京都を拠点として活動しています。
そのため、島根の土地勘や現場特有の細かな事情に疎い部分もありましたが、元請の深田建設様や後藤屋様には、現場での細やかな気遣いや足場解体後の全景写真の提供など、様々な形でご支援をいただきました。
こうした地元の方々のお力があってこそ、私たち遠方の職人も安心して屋根仕事に没頭することができます。
これは今回の明々庵に限らず、どの現場にも言えることですが、自分たちの技術だけで屋根が完成するわけではありません。
これからも感謝の気持ちを大切に、一軒一軒の屋根に向き合っていきたいと思います。








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